《レーシック情報》豊富な知識と経験のある医師を選ぶ
《レーシック情報》豊富な知識と経験のある医師を選ぶブログ:2020/9/18
あたしと祖母には、
遠い昔に因縁の対決がありました。
それは、
あたしが5歳になるかならないかの頃、
4歳上のお姉ちゃんと一緒に祖母の家にお泊りにいった時のこと…
あたしにとっては、
生まれて初めてのお泊りで、
ウキウキしながら行ったはずの祖母の家なのに、
夕方になるにつれて、あたりは暗くなり
玄関に置いてあるお面が黒光りし、
だんだん怖くなって家に帰りたくなります。
とうとう、耐えられなくなったあたしは、
「うえぇ~ん、家に帰る、このうち怖ーい!」
こうなったら、居てもたってもいられません。
もちろん、そこにいる保護者である祖母は
出て行こうとするあたしを必死に止めます。
しかし、その時のあたしには、
「怖いところに押しとどめようとする鬼ばば」
にしか見えません。
大人になった今なら、止めて当たり前だと思うのですが、
出ていくことに必死のあたしは、
とうとう暴言をくちにします。
「おばあちゃんなんか大嫌い!!」
あたしにそう言われて、本気を出す祖母、
「あたしも、あんたのこと好かんわね、あんたなんか泊りにこなくていい!」
ガーン、幼かったあたしにはショックな一言でした。
結局、泊まらず
ママに迎えに来てもらって家路についたのでした。
それから20年以上、
あたしは祖母の家には行くけども
どこか近づきにくい存在になっていました。
おそらく、祖母に嫌いと言ったあたしは
好かれるわけがないというのが
心のどこかにずっとあったようです。
それまでのあたしは、
拒絶されることが怖くて、
祖母の顔をよく見ることができませんでした。
20数年間怖くて見ることが出来なかった祖母の顔は、
とっても愛おしい表情でした。
あたしは今までもったいなかったなと思いつつ、
勇気をもって顔をあげることができて
よかったなと思っています。